Placeholder image
Placeholder imagePlaceholder imagePlaceholder imagePlaceholder image
Placeholder image

■頭痛と首こりと噛み合わせ
Placeholder image噛み合わせがズレれると、顎の位置とそれに伴って筋肉がズレてきます。噛み合わせで筋肉がちょっとでもズレると、舌の筋肉がズレたり、喉の咽頭筋もズレ、呼吸も影響してきます。首の筋肉もズレたりします。非常に筋肉の症状が出やすいところです。
それで、顎の位置というのは、いろいろな筋肉で位置を決めていますが、噛んだ時の位置がズレると、顎が姿勢のバランスを取ったり、重力の影響を受けて、全身の筋肉に指令を送って、バランスを取っています。
指令を送る前に、顎の位置が脳に行って、脳から全身の筋肉に指令が行くので、顎の筋肉がズレると、その指令が全身に行く末梢の指令が、途絶えたり、くるったりして、筋肉のバランスが崩れてくるのです。その筋肉のバランスがズレるとまず最初に起こるのが頭痛です。
それがひどくなると、線維筋痛症という全ての筋肉が痛くて、どうすることもできない状態になります。そういう全身の筋肉のつったような症状が、顎から起こるというのが最終的には一番ひどい症状で現れます。
ですから、顎の位置は、全身の筋肉のバランスに左右しています。顎の位置がズレることで、筋収縮性の頭痛が起きます。筋肉が引っ張られるため、頭の表面が引っ張られ、頭痛が起こるのです。
そして、全ての筋肉ということは、目を動かす筋肉にも影響し、目からも頭痛が起き、頭を支える首の筋肉にも影響を与え、首から頭にかけて頭痛がする。後頭部や側頭部、前頭部だったり、頭痛の出かたにもいろいろで、それが噛み合わせからくる頭痛ということになります。
顎の位置がズレているかは、筋肉を触診すると分かります。筋肉を触る前に、顎関節に負担が掛かっているかどうかを調べ、顎関節に負担が掛かっていれば、全身の筋肉を診てみると必ず突っ張っているところが出てくるので、その顎関節の症状と筋症状が伴った時は、不定愁訴が歯から起こっているということを考えてもいいと思います。その二つがない時は、別な原因があります。
頭痛は、いろいろな科が関わってきますが、歯科由来の頭痛というのがあります。歯科的な頭痛というと、歯が痛いから頭痛が起きるということではなく、筋肉の左右のバランスの不均衡で起こります。顎の位置、下顎の位置というのは、すごく全身の調整の役に立っているので、筋のバランスが崩れると、大変なことになってしまい、頭痛が起きたり、不定愁訴がいっぱい出てきます。

■対象とする頭痛
噛み合わせ関連による片頭痛・緊張型頭痛

■治療対象
歯科的所見として、不正咬合,病的咬合異常、およびそれらに起因する顔面頭蓋頸部の筋圧痛などがあり,さらに下記条件をほぼ満たした一次性頭痛が咬合治療対象者となります。
 1.医科での精密検査で問題がない
 2.長期に及ぶ頭痛を有する
 3.頭痛薬を長期服用または常備
 4.何とか治したいと歯科治療に期待され来院された方
※頭痛薬以外に、何か薬を服用されている場合には必ず病名および薬名を申し出てください。